LIFULL アジェンダ
LIFULLでは、個人が抱える課題や、その先にある世の中の課題を発見し、事業によるアクションやオープンイノベーションなどを通じて社会課題を解決するために、取り組むべき目標である「LIFULLアジェンダ」を作成しました。LIFULL DESIGNではそれぞれのアジェンダのイラスト、キービジュアル、webページ、イントラサイトなどのデザインを担当しました。
background
事業を通じて社会課題解決に取り組む
創業以来、LIFULLは経営理念のもと、この世界に暮らす一人ひとりを見つめ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指しています。
そして、LIFULLグループはソーシャルエンタープライズとして、中期経営計画VISION2025で「事業を通じて社会課題の解決に取り組む」ことを掲げました。
「事業を通じて社会課題の解決に取り組む」ために、具体的にどんな未来を実現したいのか、そして実現したい未来・ゴールに対して解決すべきギャップ(=社会課題)が何かを示すものとして、LIFULL アジェンダを作成・公開しました。
idea
ひとりに寄り添う。
みんなで解決する。
LIFULLアジェンダにより実現したい未来と社会課題を明確にすることで、具体的な解決方法の発想を促す活動に繋げることが出来ます。アジェンダを通じて、社会課題に気付き、議論がうまれ、解決方法の発想につながり、解決方法に共感して取り組みが広がっていく、それが課題の解決に繋がっていく。LIFULL アジェンダは社会課題解決方法の発想のトリガーとなります。
execution
あらゆる多様性を認める企業として、規定するイラストルール
実現したい未来に対して、LIFULLが解決すべきギャップ(社会課題)としてアジェンダは当初30近くあがり、難解な内容も多くありました。それらをわかりやすくするために、アイソメトリックの表現を用いて実現したい未来をイラスト化することとしました。
イラストを作成するにあたっては、あらゆる多様性を認める企業として3つの基本的ルールを策定。まず、さまざまな人種を登場させることとし、その上でキャラクターの肌の色と髪の色において、誇張した人種表現、また先入観による年齢差別的な表現は避けることとしました。
RULE 1
髪色と肌色の組み合わせ例
髪色と肌色で人種を表現し、それぞれの個性を出します。髪色Dはシニアを、髪色Cは外国人を表現する場合に使用します。髪色C×肌色Aと、髪色D×肌色Aの組み合わせはコントラストの問題から使用禁止。
RULE 2
人物作成基本ルール
人物の服装は基本以下の3色で表現。colorAをメインカラーとし、セカンダリーにcolorB、サードカラーにcolorCを使用。影色は乗算の20%。グラデーションは左が明るい状態を基本とし、隣接するパーツによって差異を出したい時はグラデーションの方向を変えることが可能。
RULE 3
背景作成基本ルール
人物の色を配慮しながら背景を配色。人物にメインカラーのcolorAを使用するため、colorB(緑)をセカンダリーにしつつ、サードカラーとしてcolor CとDを使用。人物が持っているメインのアイテム(ノートPCやミニチュア家など)はcolorAを使用し、小さすぎるものなど、グラデーションが効果をなさない場合は単色(#ED6103)を使用。colorEは土を表現する場合に使用。
ILLUSTRATIONS実現したい未来の姿をわかりやすく、もっと身近に親しみやすく
LIFULL アジェンダでは社会課題の本質を捉えるために、n=1(一人ひとり)に目を向けているので、一人ひとりの当事者を主人公とし、そのキャラクターの社会課題が解決した未来の姿を描いています。
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高齢者が安心できる暮らしのために、一人ひとりに寄り添った住まいの探し方を増やす -
安心して介護を受けられる社会のために、あらゆる人に介護サービスへのアクセスを広げる -
外国籍の方が安心できる暮らしのために、一人ひとりに寄り添った住まいの探し方を増やす -
減災を促進するために、一人ひとりが防災リテラシーを高められる機会を増やす -
自然災害の被害を減らすために、十分な備えと助け合いのネットワークを広げる -
被災時でも安心・安全な生活確保のために、防災性の高い住居や避難場所、居住環境が向上する設備を増やす -
自分らしく生きるために、働き方を自由に選べる人・考え方を広げる -
地域課題解決の担い手を育てるために、産学官連携を広げる -
家庭環境に関わらず、生きづらい子どもがいない社会の実現のために、安心して生活ができる支援を広げる -
生きづらい親子がいない社会の実現のために、子育ての不安が軽くなる、親の心の支援を広げる -
安心な住まい選びのために、信頼できる不動産情報やスタッフへの接点を増やす -
望む場所での快適な仕事を実現するために、働く場所の選択肢を増やす -
子育て世帯の幸せな暮らしのために、つながりを実感できるコミュニティを増やす -
安心できるライフエンディングのために、自分らしい終活の選択肢を広げる -
生涯にわたって心身ともに健康でいられるために、一人ひとりに適した運動の楽しみ方を増やす -
人生100年時代における経済的不安をなくすために、お金に関する選択肢を広げる -
人生100年時代を自分らしく生きるために、人生設計を主体的に見直す機会を増やす -
貧富の差による負の連鎖をなくすために、子育てしながら安心して働ける環境を広げる -
LGBTQの方が安心できる暮らしのために、一人ひとりに寄り添った住まいの探し方を増やす -
多様性を受け入れる地域社会実現のために、様々な人が交流できる居場所を広げる -
どこにいても孤立しない幸せな暮らしのために、つながりを実感できるコミュニティを増やす -
未活用の遊休不動産をなくすために、遊休不動産の利用に意欲的な人を増やす -
地域資源を最大限に活用するために、遊休不動産と担い手、担い手同士との繋がりを広げる -
遊休不動産の活用に取り組みやすくするために、投資や資金調達などの支援を広げる -
安心して遊休不動産の活用を始められるために、利用検討に必要な情報を増やす -
遊休不動産の活用を維持していくために、管理やメンテナンスのネットワークを広げる -
不動産の適正な価値を保ち続けるために、不動産取引の選択肢と機会を増やす -
地域の持続的な住環境づくりのために、地域活性化に意欲的に取り組む自治体を増やす -
社会全体で環境配慮をするために、エシカルな生産・流通・消費を広げ、資源の無駄を減らす -
地域の自然保護と高い生産性確保のために、木材や農産物の新たな活用法を増やす -
社会をより良くする事業を持続可能なものにするために、人材・技術・資金の流動性を上げる
related links
credit
- CCO / Creative Director / Planner : 川嵜 鋼平 (LIFULL)
- Project Manager / Strategic Planner : 木村 紗希 (LIFULL)
- Planner : 畠山 大樹 (LIFULL)
- Planner : 細谷 宏昌 (LIFULL)
- Planner : 宮浦 浩美 (LIFULL)
- Art Director : 増田 貴哉 (LIFULL)
- Art Director / Designer : 桑原 昭弘郎 (LIFULL)
- Designer : 岡野 颯 (LIFULL)
- Copy Writer : 山﨑 博司 (博報堂)
- AE : 梶 希生 (博報堂)
- Producer : 曽我 浩太郎 (VISIONGRAPH)
- Producer : 坂本 陽子 (VISIONGRAPH)
- Producer / Director / PM / Editor : 清水 千晶 (Alfalfa inc.)
- PR Director : 野尻 翔子 (LIFULL)
Discussion Member(LIFULL)
- Member : 伊東 祐司 (LIFULL)
- Member : 平野 渉 (LIFULL)
- Member : 大久保 慎 (LIFULL)
- Member : 諏訪 浩一 (LIFULL)
- Member : 鈴木 章浩 (LIFULL)
- Member : 泉 雅人 (LIFULL)
- Member : 戸部 亮介 (LIFULL)
- Member : 佐藤 翼 (LIFULL)
- Member : 渡辺 昌宏 (LIFULL)
- Member : 小池 克典 (LIFULL)
- Member : 中嶋 敏貴 (LIFULL)
- Member : 石島 裕昭 (LIFULL)
- Member : 秋庭 麻衣 (LIFULL)
- Member : 土肥 幸之助 (LIFULL)