未来は、空き家にあった。

LIFULLは2018年、空き家プラットフォームを活用し、地方がかかえる問題の解決に取り組む「LIFULL地方創生」をスタートしました。LIFULL DESIGNでは、事業の立ち上げに伴うコンセプトワーク、ブランドサイトおよび関連イベントをデザインしました。

background

空き家を放置すれば、
様々な問題に繋がっていく

人口減少が進行する日本では、2033年に空き家率が30%を超えると言われています。空き家を放置すれば、不動産としての資産価値を損なうだけでなく、さらなる人口流出、治安の悪化、産業の衰退など、負のスパイラルとも言うべきさまざまな問題につながります。これが「空き家問題」です。

空き家件数の推移 2013年：6063万件中820万件、2033年：7126万件中2166万件

このように空き家は放置すれば多くの問題をまねきますが、一方で、正しく活用することができれば地方創生の動力になります。LIFULL地方創生は、「LIFULL HOME'S 空き家バンク」で網羅した空き家データをもとに、空き家活用の資金調達支援、空き家活用のプロデュース、空き家活用の人材育成とマッチングを進め、日本中の空き家再生と、それによる地方創生の可能性を切りひらきます。

idea

未来は、空き家にあった。

空き家がもつ、過去の負債としての側面と、未来への動力となる側面とのコントラストに注目し、「未来は、空き家にあった。」というブランドコンセプトをかかげ、LIFULL地方創生におけるデザインを展開しました。

execution

地方と空き家の未来を魅力的に伝えるトータルブランディング

LIFULL地方創生のブランドコミュニケーションにおいてもっとも重要だったのは、地方と空き家がもつ未来性への共感をあつめることでした。個人や民間企業、自治体を問わず、地方に情熱を持っている人達に向け、地方と空き家の未来を感じられるコピーライティング、フォトディレクション、ブランドサイト、イベント開催にともなう各種ツールのデザインをしました。

concept copy

空き家など、地方が抱える問題に対するマイナスイメージからのマインドチェンジ、可能性へのワクワク感をコピーにしました。

未来は、空き家にあった。

自分らしい生き方をカタチにしようとする時、場所の選択肢は、無限にひろがった。
都会だけでなく、地方だからこそ叶えられる自由も増えた。
広い土地。美しい自然。恵まれた食材。地域に根ざした産業。
タイムラグのない情報。利便性を補うテクノロジーとインフラ。
地方にはもはや、すべてがあって、人だけがいない。
2033年、日本の空き家率は30%を超える。3軒に1軒が空き家の世界。
社会問題と見るか。自由な生き方を手に入れるチャンスと見るか。
「LIFULL地方創生」は、空き家の再生を軸に、日本に新しいライフスタイルを提案します。
空き家情報のプラットフォーム化。空き家活用の資金調達支援。
空き家活用のプロデュース。空き家活用の人材育成とマッチング。
地方創生へ、重要な動力となる4つの点を線でつなぎ、力強く循環させます。
さあ、もうこの国のどこかにある、あなたの新しいステージへ。

空き家には、日本の未来がつまってる。