しなきゃ、なんてない。
2018年、LIFULLはブランドの確立および認知拡大を目的として、新たに策定したブランドパーパスをもとに「しなきゃ、なんてない。」というコンセプトをかかげ、ブランドムービーを制作しました。
background
LIFULLブランドパーパス策定
LIFULLグループは「あらゆるLIFEを、FULLに。」というコーポレートメッセージのもと、住宅領域を中心に、地方創生、介護、引越し、クラウドファンディングサービスなど周辺分野にも事業を拡大し、世界60か国以上でサービスを提供する企業群へと成長してきました。しかし事業が増えるにつれ、起点となる企業思想だけでなく、提供価値に一貫性を与える指針の策定が重要な経営課題となっていきます。そのため2018年、LIFULLが企業活動によって目指す世界をブランドパーパスとして明文化し、コアバリュー、ベネフィットとともに規定しました。
brand purpose
まだ手付かずの問題でも、視点を変える発想で豊かさに変わっていくはず。
そしてあらゆる人が、当たり前に無限の可能性の中から自分の生きたいLIFEを実現できる社会へ。
issue
当たり前の枠をはずす
きっかけをつくる
策定したブランドパーパスは、LIFULLの目指す世界であり、ブランドの存在価値そのものをあらわします。もしも生きかたの可能性を制限する既成概念があるなら、それこそが社会的な問題であるとLIFULLは考えます。
生きかたには、無限の可能性がある。あたりまえの枠をはずし、自分の生きたいLIFEを実現できる社会へ。LIFULLは、こうしたブランドパーパスの世界を表現し、発信するための最初のプロジェクトとして、ブランドムービーを制作しました。
idea
しなきゃ、なんてない。
ブランドパーパスでは、既成概念に縛られない自分らしい生きかたを実現するため、あらゆる領域のサービスを通じて、LIFEの無限の可能性を示すことが、LIFULLブランドの存在価値であると規定しています。
このブランドパーパスにひもづいたコミュニケーションを展開するため、「しなきゃ、なんてない。」というコンセプトをつくりました。
execution
LIFEのあらゆる可能性を提示するブランドムービーを制作
LIFULLは、「しなきゃ、なんてない。」というコンセプトを軸としたブランドムービーを制作しました。
結婚しなきゃ。都会に住まなきゃ。定年で退職しなきゃ。
私たちの人生には、たくさんの見えない「枠」がある。だけど、縛られる必要はどこにもない。
もっと自由でいい。もっと型破りでいい。人生に「しなきゃ」なんてないのだから。
映像では、無限の可能性の中から自分の生きたいLIFEを実現しようと努力を続ける人々が登場します。彼らは最初に、私たちが無意識に持っているあたりまえの枠を語りかけ、やがて「しなきゃ、なんてない。」というメッセージを口にしていきます。眼前の課題や現象に流されず、あたりまえとされる考えかたに縛られない生きかたを実践する彼らだからこそ、その言葉には力があります。
後半に現れるオレンジ色のL Focusは、あたりまえの枠にとらわれず、自分らしい生きかたをつらぬく人々が見せる笑顔にフォーカスしています。
全体の画づくりは、黒を基調として、一人ひとりのLIFEの力強さ、骨太さをを追求しました。
result
一連のブランドキャンペーンは、PRを通じて多くのメディアでも取りあげられ、LIFULLサービスのユーザーだけでなく、インナーブランディングにおいても大きな意義を持つ結果をもたらしました。
media
related links
credit
- Exective Creative Director : 川嵜 鋼平 (LIFULL)
- Head of Brand Strategy : 川嵜 鋼平 (LIFULL)
- Creative Director : 橋田 和明 (HASHI inc.)
- Creative Producer : 加藤 久哉 (ELNIDO)
- Copywriter : 桃井 菜穂 (博報堂ケトル)
- Strategic Planner : 中平 充 (博報堂)
- Strategic Planner : 横山 貴星 (博報堂)
- Strategic Planner : 田中 めぐみ (LIFULL)
- PR Director : 高野 洋輔 (LIFULL)
- Designer : 木村 乃介 (LIFULL)
- Producer : 水迫 恵介 (AOI Pro.)
- Producer : 川口 雅弘 (AOI Pro.)
- Producer : 吉川 潤 (AOI Pro.)
- Production Manager : 間地 浩晃 (AOI Pro.)
- Film Scan(ARRISCAN) : 曽根 真弘
- 演出 : 牧 鉄馬
- 撮影 : 内田 将二
- 照明 : 米井 章文
- 美術 : 古本 衛
- 編集 : 阿部 直子
- 編集 : 清水 六郎太
- 音楽 : 山田勝也
- Stylist : 木村 厚志
- Stylist : 池田 敬
- Hair&Make : 沓掛 倫雄
- Hair&Make : 高取 篤史
- Casting : 藤津 俊和
- Account Director : 迎 健二 (博報堂)